大学院(MBA)の全体ゼミが始まっています

2024.4.5.13

先月からですが、メンバー全体でのゼミが始まっています。
個別では毎週やっているのですが、全体でもゼミは月1回開催しています。

趣旨は周りの人の進捗状況を見て、自分にハッパをかけるのが目的にはなっています。

5名のゼミなのですが私が一番遅いです、、。

ご自身の仕事を修士論文に、されている方が3名おられその方々は今にも
論文が書けるのではと思います。

私はテーマを変更したり、先行研究を読んでいると興味が湧いて論文の内容に
集中してしまっている事が多く、自身の研究がまだ定まっていません。

ファミリー企業における事業承継をアントレプレナーシップの観点から研究したい
とは思っているのですが、自分の仮設がまだ明確になっておらず。

ここ最近読んだ論文で面白かったのは、三井逸友氏(2015.8)の
 『企業家・後継者の能力形成と事業承継』
 https://shokosoken.or.jp/shokokinyuu/2015/08/201508_2.pdf

特に興味深かったのはP27

『とかくひ弱になりがちな後継者を異なる環境に置き他人の釜の飯を食わせ組織生活
を経験させること自体に意味をおく考えもある。しかし安田・許(2005)では、他社勤務
経験の有無は企業のその後のパフォーマンスに有意な影響を与えていないと指摘されている』

私も経営者の家庭で育ったので、後継者は学校を出た後どこかで1度就職をして親の
会社に入ると思い込んでましたが意味があまりない。との論文結果もあるのは驚きでした。

確かにビックモータの息子さんや、大塚家具の娘さんもなまじ武者修行的な経験で
成功されたので『親の会社でも私は優秀なんだ』と思っていたのかも知れませんね。

勤め人(サラリーマン)の経験は、それほど経営者には必要ないように私も思います。

当然、業種業態にもよりますが例えば学生終わりで、父親から500万くらいのお金を
息子に渡して『このお金で何か起業をしなさい』と言って、社会勉強をさせた方が良い
かと私は思っています。

青年部の時に起業者の人は、勤め人の経験をされてない方が多かったです。
 ※勤め人は無理だろうな~と言う人が、多かった感じでしたが。

知識を得る事は本当に楽しいです。
事業承継の内容は本当に奥が深く、100社あれば100通りの問題があるのは分かっています。

ただそれでも学問として何か、出来る事がないかとも思っています。
今月中にはある程度、仮設をたててヒアリングシートを作りたいと思っています。

寝不足の日が続きそうです、、、。


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Posted by yorozuya at 12:26 │MBA経済学修士への道