2025.5.22
毎年かかさず中小企業白書は、目を通しています。
国がすすめたい中小企業の問題点の、確認に非常に役立っています。
※中小企業庁HP
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
やはりまだDXは薦めたいのか、項目に入っていましたね。
DXをしただけで、魔法のように売上が改善されるような風潮がありました。
1000万以上使える会社なら、効果はあると思いますが中小企業だと精々
勤怠管理か、データをクラウドで共有するか程度になると思います。
ただ一通り目を通しましたが、本当に良くできていると毎年思います。
とくにP18『、これまで以上に経営者の「経営力」が問われる』
P23『経営者自身が学び直しで成長することも重要』などは、私が経営者
なので、実感しています。
ただ少し気になるのが言葉の定義を、あまりしていなので何か分かった
ような気になってしまう所です。
例えばP32『イノベーション』という言葉が出て来ますが、シュンペーターが提唱した
「イノベーション理論」に基づくものなのか、それともそれ以外の方が言われている
理論に基づいてのお話しなのか。
大学院(MBA)に通い出してからは、その辺りが非常に気になります。
カタカタ英語は分かった気になってしまい、経営ごっこになりかねないので。
『価格転嫁』『倒産・休廃業・事業承継』『賃上げ』などが、今年のテーマに
なって来そうな、感じではございました。
白書はよくは出来ているのですが、経営者から見るとどうしても机上の空論
のような気がして、あまり心に刺さらないのは本音ですが、、。
それでも記事にもあったように、全ての責任は経営者なので学者的な理論でも
何でも受け入れて、売上を上げる責任が経営者にはあります。
しかしこんな資料を作れる方は、私がしている修士論文なんて朝飯前なのでしょうね。